本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。厚生労働省・消費者庁・総務省・国税庁・日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会・中央区・杉並区の情報と、ミライスピーカーの販売ページの表示は2026年10月4日に各公式サイトで確認したものです。最新の内容は各公式サイトでご確認ください。医療上の判断は、耳鼻咽喉科の医師にご相談ください。
テレビの音が聞き取りにくいときは、まず耳鼻咽喉科で聞こえを確かめる。音量を上げずに聞く方法は別にあり、テレビ用スピーカーは補聴器の代わりではない
親や自分が、テレビの音量を上げがちになったとき、考えることは2つあります。1つは、聞こえそのものを確かめること。もう1つは、受診までの間や、補聴器とは別に、テレビの音量を上げずに聞き取る方法です。この記事では、厚生労働省・消費者庁・学会・国税庁・自治体の公式ページで確かめられた範囲を整理し、テレビにつなぐスピーカーのミライスピーカーが、そのどこに当たるのかを書きました。
家族に「テレビの音が大きい」と言われるのは、聞こえにくさのサインか
厚生労働省の「聞こえにくさ」感じていませんか?のページには、「耳の健康チェック」があります。13項目のひとつが「家族からテレビやラジオの音量が大きいと指摘される」で、「これらの項目が当てはまると一度受診してみた方が良いかも」と書かれています。
年齢との関係について、同じページは、加齢性難聴を「年齢を重ねることで徐々に進行する聴力低下」とし、次のように説明しています。
- 40歳代から:一般的に聴力が低下する傾向があると言われている
- 65歳を超えると:聞こえにくさを感じる人が急激に増える
- 75歳以上:約半数の方が聞こえにくさを感じているとも言われている
テレビの音量だけで聞こえの状態は分かりません。チェック項目には、話し声が聞き取れず聞き返す、集会や会議での会話が聞き取れない、電子レンジやドアチャイムの音が聞こえにくい、なども並んでいます。
出典:厚生労働省「『聞こえにくさ』感じていませんか?」トップページ(耳の健康チェック)・「年齢との関係」、2026年10月4日確認。
補聴器の前に、まず耳鼻咽喉科なのか
公式の案内は、受診が先という順番です。
- 厚生労働省:「補聴器の購入前に耳鼻咽喉科医(補聴器相談医)に相談しましょう」。補聴器は管理医療機器で、購入時の調整(フィッティング)、購入後のアフターケア、定期点検が大事としています。
- 消費者庁:同じく、補聴器の購入前に専門医に相談するよう案内しています。
- 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会:基本方針として「補聴器は、難聴によるコミュニケーション障害の補完を目的とする医療機器であり、耳鼻咽喉科医の診断のもとに購入されるべきである」と書いています。
学会は、補聴器を使う人の大多数は加齢性難聴などの感音性難聴の人で、「どのような補聴器を使用しても完全に補うことは出来ません」とも書いています。補聴器を買えば元どおりに聞こえる、とは言えない、という説明です。
これらは補聴器についての案内です。テレビ用のスピーカーや字幕を使うこと自体を、受診の前後で禁じる記載は、今回確かめた範囲では見つかりませんでした。ただし、聞こえにくさの原因を調べるのは耳鼻咽喉科です。スピーカーで音を聞き取りやすくしても、受診の代わりにはなりません。
出典:厚生労働省「年齢との関係」、消費者庁「補聴器の使用を検討中の皆様、そして、ご家族等の周囲の皆様へ」、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会「補聴器相談医の役割」、2026年10月4日確認。
テレビの音量を上げずに、できることは何か
厚生労働省は、加齢性難聴の予防法として、「大音量でテレビを見たり、音楽を聴いたりしない」ことを挙げています。音量を上げて聞き続けること自体が、耳にとっては勧められていません。音量を上げる以外に、確かめられた範囲で次のようなものがあります。
| 方法 | 確かめられたこと |
|---|---|
| 字幕 | 総務省が、字幕放送を視聴覚障害者等向けの放送として普及に取り組んでいる。どの番組に字幕があるかの公的な一覧は見つからず、番組表やテレビの説明書で確かめる |
| テレビ用スピーカー | ミライスピーカーの販売ページは、言葉の聞き取りやすさを追求したテレビ用スピーカーで「テレビの音量上げずに、言葉が聞こえやすくなる」と説明。効果には個人差があると書いている |
| テレビの話速変換・ワイヤレスイヤホン | 聞き取りやすくなると示した公的な資料は、今回は取れなかった。機能の有無はテレビの機種ごとの説明書で確かめる |
| 補聴器 | 購入前に耳鼻咽喉科医(補聴器相談医)に相談する。完全には補えない、と学会が説明している |
出典:厚生労働省「年齢との関係」、総務省「放送分野における情報アクセシビリティ」、ミライスピーカー販売ページ、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会「補聴器相談医の役割」、2026年10月4日確認。
ミライスピーカーは、補聴器と何が違うのか
販売ページ(ミライスピーカー・ミニ)の表示は、次のとおりです。
- 何の商品か:「言葉の『聞き取りやすさ』を追求した特許技術『曲面サウンド』搭載のスピーカー」。補聴器とは書かれておらず、販売元はテレビ用のスピーカーとして売っています。
- 使い方:「テレビとスピーカーの両方から音を出すことができますか?」に「はい、可能です。基本的にテレビ側で設定できます」。ただし「テレビによっては設定できなかったり、設定方法が異なる場合」があり、できない場合はオプション品(デジタル/アナログ変換器)を使う案内です。
- 補聴器との併用:「可能です。まずは補聴器を使用したままお聞きになってください」。
- 効果:「効果には個人差がございます」。効果に不安なら、「1ヶ月程度お試しください」とも書かれています。
補聴器は、厚生労働省が管理医療機器と説明するもので、耳鼻咽喉科医への相談と調整が前提です。ミライスピーカーは、その位置づけにありません。聞こえにくさの原因を調べることも、補聴器の調整の代わりをすることもできません。テレビの音を、同じ部屋の人と聞くための道具として選ぶものです。
価格と返品の条件は、購入画面と案内に次のとおり表示されています。
| 項目 | 表示 |
|---|---|
| 価格 | ミライスピーカー・ミニ 19,800円(税込)。送料0円(配送先入力後に確定) |
| 任意の追加 | 交換品お届けサービス 2,970円(税込)。自然故障のとき交換品を送る内容で、60日返金保証の対象外 |
| 返品 | 公式オンラインストアまたはコールセンターで買った分は、出荷日から60日以内なら受付。Amazonなど他のモールでは適用されない |
| 返品のときの費用 | 返品の送料はお客様負担。商品代金から返品手数料1,000円(税込)を差し引いて返金。返金はスピーカー本体分のみ |
出典:ミライスピーカー販売ページ(shop.miraispeaker.com)の説明・購入画面・60日間返金保証の注記、2026年10月4日確認。
厚生労働省と消費者庁は、補聴器は店舗でも通信販売でも基本的にクーリング・オフが適用されないとしています。ミライスピーカーの60日返品はこれとは別に、販売元が設ける制度です。条件に当てはまる買い方かどうかを、買う前に確かめてください。
補聴器の購入費は、医療費控除や自治体の助成の対象か
補聴器については、国税庁も自治体も、次のような条件を示しています。
- 医療費控除(国税庁):「医師等による診療や治療を受けるために直接必要な、…補聴器…の購入費用」が対象です。補聴器相談医が診療情報提供書で「直接必要」と証明した補聴器の購入費は、一般的に支出される水準を著しく超えない部分の金額が対象とされています。
- 中央区の助成:管理医療機器と認定された補聴器本体とその付属品が対象で、「集音器…は対象外」。助成の上限は住民税非課税の人で72,000円、課税の人で35,000円。「申請前に購入した補聴器は助成対象外」です。
- 杉並区の助成:対象は管理医療機器としての補聴器本体。補聴器相談医に必要性を認められた65歳以上の人が条件で、「補聴器購入後の申請は助成対象外」です。
ミライスピーカーは補聴器ではなくテレビ用スピーカーとして売られています。その購入費が医療費控除や助成の対象になると書いた資料は、今回は見つかりませんでした。補聴器を考えている場合の控除の条件と、東京都の3区の助成は、補聴器の医療費控除にまとめています。
出典:国税庁 No.1122「医療費控除の対象となる医療費」・「補聴器の購入費用に係る医療費控除の取扱いについて(情報)」(平成30年4月16日)、中央区「補聴器購入費用助成」、杉並区「高齢者補聴器購入費助成」、2026年10月4日確認。
家族の音量の悩みは、どう話すとよいか
厚生労働省は、聞こえにくい人と話すときの心がけとして、次を挙げています。
- ゆっくり、言葉をはっきりと話す
- 正面から、口の動きを見せて話す
- 聞き取りやすい言葉に言い換える(例:4は「し」を「よん」に、7は「しち」を「なな」に)
- テレビを消して話をするなど、聞きやすい環境を心がける
テレビの音量を巡る言い合いになりやすいのは、本人が聞こえにくさを自覚していないときです。同じページは、聞こえにくさが続くと、家族とのコミュニケーションがうまくいかなくなったり、自信がなくなったりすることがあるとしています。音量の話は、責める言い方よりも、「一緒に耳鼻咽喉科で聞こえを確かめてみないか」と、受診を誘う形にするほうが、公式の案内に沿います。
出典:厚生労働省「『聞こえにくさ』感じていませんか?」トップページ、2026年10月4日確認。
よくある質問
Q. 家族から「テレビの音が大きい」と言われますが、自分では普通に聞こえています。受診したほうがいいですか?
A. 厚生労働省の「耳の健康チェック」に「家族からテレビやラジオの音量が大きいと指摘される」という項目があり、当てはまると一度受診してみたほうが良いかもしれないとしています。受診するかどうかは、診断ではなく、聞こえを確かめるための相談として考えられます。
Q. ミライスピーカーは補聴器の代わりになりますか?
A. 販売元のページには、補聴器と併用でき、まず補聴器を使ったまま聞いてみるよう書かれています。代わりになるとは書かれていません。補聴器は管理医療機器で、学会は耳鼻咽喉科医の診断のもとに購入されるべきとしています。ミライスピーカーはテレビにつなぐスピーカーとして売られています。
Q. 補聴器をネットで買って合わなかったとき、返品できますか?
A. 厚生労働省と消費者庁は、店舗で買った場合も通信販売の場合も、基本的に「クーリング・オフ」は適用されないとしています。返品の可否は、買う前に販売店の規約で確かめます。ミライスピーカーの60日返品は、販売元が独自に設ける制度で、公式ストアかコールセンターで買った分が対象です。
Q. テレビの字幕は、どの番組でも出せますか?
A. 総務省は、字幕放送を視聴覚障害者等向けの放送として普及に取り組んでいるとしています。ただし、どの番組に字幕があるかを示す公的な一覧は、今回確かめた範囲では見つかりませんでした。番組表で字幕の印を見るか、テレビの取扱説明書で字幕の出し方を確かめます。
Q. ミライスピーカーの購入費は、医療費控除や自治体の助成の対象になりますか?
A. 国税庁が対象にしているのは、医師等の診療や治療のために直接必要な補聴器です。ミライスピーカーは補聴器ではなくテレビ用スピーカーとして売られており、購入費が対象になると書いた資料は確かめられていません。中央区と杉並区の助成も、管理医療機器の補聴器が対象です。迷うときは、税務署か自治体の窓口に聞いてください。
参考・出典
- 厚生労働省「『聞こえにくさ』感じていませんか?」・「年齢との関係」(2026年10月4日確認)
- 消費者庁「補聴器の使用を検討中の皆様、そして、ご家族等の周囲の皆様へ」(2026年10月4日確認)
- 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会「補聴器相談医の役割」(2026年10月4日確認)
- 総務省「放送分野における情報アクセシビリティ」(2026年10月4日確認)
- 国税庁 No.1122 医療費控除の対象となる医療費・「補聴器の購入費用に係る医療費控除の取扱いについて(情報)」(2026年10月4日確認)
- 中央区「補聴器購入費用助成」・杉並区「高齢者補聴器購入費助成」(2026年10月4日確認)
- ミライスピーカー・ミニ 公式ストアの販売ページ(2026年10月4日に内容を確認)