青森県青森市にある高齢者向けの入所施設は152ヶ所、 定員は合計5,320人です(2023年・総務省の統計)。 内訳は特別養護老人ホーム14ヶ所、有料老人ホーム131ヶ所です。
65歳以上100人あたりの定員
6.27床
青森市は全国平均(3.9床)より2.4床多い水準です。 定員でみると高齢者16人に1床の計算になります(全国では26人に1床)。
施設を探すことは、入居を決めることではない — 相談で何を聞かれるか、断れるか
青森市の特別養護老人ホーム14ヶ所(定員844人)のうち、入所定員が30人以上のものは介護保険法上の「介護老人福祉施設」にあたり(同法第8条第27項)、29人以下のものは「地域密着型介護老人福祉施設」にあたります(同条第22項)。
入所の対象になるのは原則として要介護3・4・5の人で、要介護1・2の人は、心身の状況や置かれている環境に照らして居宅で日常生活を営むことが困難なやむを得ない事由があると認められる場合に対象になります(介護保険法施行規則第17条の9・第17条の10)。申込者が空きの数を超えるときは、介護の必要の程度と家族等の状況を勘案して必要性が高いと認められる人から優先的に入所させるよう努めることとされており、申込順ではありません(指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準第7条第2項)。
所得と資産が一定以下の人には、食費と居住費の負担限度額があります(介護保険法第51条の3第1項)。対象は同項が挙げる6つのサービスで、特別養護老人ホームは含まれますが有料老人ホームは含まれません。青森市では特別養護老人ホーム14ヶ所(定員844人)があてはまり、有料老人ホーム131ヶ所(定員4,262人)はあてはまりません。
青森市の有料老人ホーム131ヶ所(定員4,262人)は、老人福祉法第29条第1項により都道府県知事への届出が必要な施設で、同法第5条の3が定める老人福祉施設(養護老人ホーム・特別養護老人ホーム・軽費老人ホームなど)には含まれません。
青森市の軽費老人ホーム7ヶ所(定員214人)は、同法第20条の6が「無料又は低額な料金で、老人を入所させ、食事の提供その他日常生活上必要な便宜を供与することを目的とする施設」と定めるものです。
| 種類 | 施設数 | 定員 | 定員の割合 | 1ヶ所あたり定員 | 全国平均(1ヶ所あたり) |
|---|---|---|---|---|---|
| 特別養護老人ホーム (介護老人福祉施設) | 14 | 844人 | 15.9% | 60.3人 | 70.0人 |
| 有料老人ホーム | 131 | 4,262人 | 80.1% | 32.5人 | 38.5人 |
| 軽費老人ホーム (ケアハウスなど) | 7 | 214人 | 4.0% | 30.6人 | 40.9人 |
| 合計 | 152 | 5,320人 | 100.0% | 35.0人 | 48.0人 |
特別養護老人ホームは公的な施設で、原則として要介護3以上が対象です。 有料老人ホームは民間が運営し、介護付き・住宅型などの種別がありますが、この統計では分かれていません。 軽費老人ホームは比較的自立している人向けの低料金の施設です。
青森市の定員5,320人の内訳は、特別養護老人ホームが15.9%、有料老人ホームが80.1%、軽費老人ホームが4.0%です。全国の内訳は43.3%・49.7%・6.9%です。
1ヶ所あたりの定員は、特別養護老人ホームが1ヶ所あたり平均60.3人(全国平均70.0人)、有料老人ホームが32.5人(全国平均38.5人)、軽費老人ホームが30.6人(全国平均40.9人)です。同じ定員でも、大きな施設が少数あるのか小さな施設が分かれているのかで、空きの出かたや通いやすさは変わります。
費用の面では、負担限度額の制度がある特別養護老人ホームと、低額な料金と定められている軽費老人ホームが合わせて1,058人(19.9%)、料金を施設ごとに決める有料老人ホームが4,262人(80.1%)です。全国ではこの2つが50.3%と49.7%です。
青森県の40市区町村のうち、青森市は定員の多い順で1位、全国1,740市区町村では46位です。青森県のなかで青森市より定員が多い市区町村はありません。
75歳以上100人あたりの定員でみると青森県で8位、全国で104位になります。定員の実数でみた順位と、人口で割った値でみた順位がずれるのは、高齢者の人数が自治体ごとに違うためです。
| 年 | 特養 | 特養定員 | 有料 | 有料定員 | 定員計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年 | 14 | 844 | 121 | 3,946 | 4,790 |
| 2021年 | 14 | 844 | 124 | 4,009 | 4,853 |
| 2022年 | 14 | 844 | 124 | 4,092 | 4,936 |
| 2023年 | 14 | 844 | 131 | 4,262 | 5,106 |
2020年から2023年で、特養と有料老人ホームの定員は合わせて 316人増えました。
内訳をみると、特別養護老人ホームの定員は844人のまま変わっていません。有料老人ホームの定員は3,946人から4,262人へ316人増えました。
合わせた定員の変化率は+6.6%で、同じ期間の全国は1,182,790人から1,284,051人で+8.6%です。青森市との差は−2.0ポイントです。
2020年から2023年までの3回の前年比較では、いずれも前年を上回っています。
青森市の75歳以上人口は42,083人で、65歳以上84,787人の49.6%です(全国51.6%、青森県50.9%)。高齢化率30.8%と青森県平均33.4%との差は−2.6ポイント、全国28.0%との差は+2.8ポイントです。
定員5,320人を75歳以上人口で割ると、75歳以上100人あたり12.6床です(全国7.6床、青森県9.9床)。ページ上部の6.27床は65歳以上を分母にした値で、分母が違います。
65歳以上のひとり暮らし世帯は15,757世帯で、65歳以上人口の18.6%にあたります(全国19.0%、青森県17.4%)。
青森市では65歳以上のうち15,757世帯がひとり暮らしです。 施設に入るまでの間や、入所を選ばない場合の自宅での安全確保が課題になりやすい層です。
青森市の介護保険料もあわせて
青森市の65歳以上の介護保険料の基準額は月額6,824円(第9期)です。 施設に入るかどうかにかかわらず、65歳以上は全員が納めます。 青森市の介護保険料の詳細と所得段階ごとの金額を掲載しています。
青森市の要介護認定率は19.7%です(厚生労働省「第9期介護保険事業計画期間における第1号保険料(保険者別)」。公表分の全国平均18.5%、青森県平均17.9%)。認定を受けた人が全員施設に入るわけではありませんが、在宅で介護を続けるか施設を探すかを考える人の多さの目安にはなります。
親の口座が凍結される前に — 家族信託でできること・できないこと
| 市区町村 | 65歳以上人口 | 施設数 | 定員 | 65歳以上100人あたり | 75歳以上100人あたり |
|---|---|---|---|---|---|
| 青森市 (このページ) | 84,787人 | 152 | 5,320人 | 6.27床 | 12.6床 |
| 八戸市 | 69,328人 | 72 | 2,863人 | 4.13床 | 8.3床 |
| 弘前市 | 53,922人 | 107 | 3,646人 | 6.76床 | 13.0床 |
| 十和田市 | 20,320人 | 23 | 1,008人 | 4.96床 | 10.0床 |
| 五所川原市 | 18,363人 | 34 | 851人 | 4.63床 | 8.7床 |
| むつ市 | 18,249人 | 22 | 790人 | 4.33床 | 8.8床 |
| つがる市 | 12,002人 | 13 | 436人 | 3.63床 | 6.6床 |
| 黒石市 | 10,943人 | 22 | 601人 | 5.49床 | 11.1床 |
| 平川市 | 10,777人 | 8 | 271人 | 2.51床 | 4.8床 |
特別養護老人ホームは公的な施設のため費用は比較的抑えられますが、待機が生じることがあります。 自己負担は所得や資産の状況に応じた段階で決まり、居住費と食費には負担限度額の制度があります。 有料老人ホームは民間の運営で、入居一時金の有無や月額の内訳が施設ごとに大きく違います。
どの施設がいくらになるかは、要介護度・所得段階・居室の種類で変わります。 金額は必ず施設と市区町村の窓口で確認してください。 介護費用の目安を試算するツールと 住民税非課税世帯かどうかの判定も用意しています。
青森市に特別養護老人ホームは何ヶ所ありますか?
2023年の総務省の統計では14ヶ所、定員は合計844人です。
青森市に有料老人ホームは何ヶ所ありますか?
131ヶ所、定員は合計4,262人です。介護付き・住宅型などの種別は、この統計では分かれていません。
青森市の施設は足りていますか?
65歳以上100人あたりの定員は6.27床で、全国平均(3.9床)より2.4床多い水準です。高齢者16人に1床の計算になります。ただし定員は施設の所在地で数えたもので、実際に入れるかどうかは空き状況や要介護度、所得によって変わります。
この数字はどこから来ていますか?
総務省「社会・人口統計体系(市区町村データ)」J 福祉・社会保障(老人福祉施設 基本票)/A 人口・世帯です。施設数・定員は2023年、65歳以上人口は2020年の国勢調査の値です。
出典
総務省「社会・人口統計体系(市区町村データ)」J 福祉・社会保障(老人福祉施設 基本票)/A 人口・世帯(e-Stat)
定員は特別養護老人ホーム・有料老人ホーム・軽費老人ホームの合計。65歳以上100人あたり定員=定員合計÷65歳以上人口×100。施設の所在地ベースの集計で、入所者の住所地とは一致しない。