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リボンエナジーとは|基本料金0円の新電力の仕組みと、向かない人

自分の市の水道料金や国民健康保険料を調べて「高い側だった」と分かっても、そこからできることが1つも無いまま画面を閉じることになります。どちらも自治体が決めるので、契約先を変えて下げることができないからです。家計の固定費のうち、契約先を選べるのは電気・ガス・通信の3つだけ。それでも電気を切り替えないのは、比較が面倒だからではなく、変えたあとに元へ戻せないと思っているからではないでしょうか。この記事では、電気代を下げる手段を5つ並べたうえで、基本料金0円という料金メニューが合う世帯と合わない世帯、そして申し込んだあとに何が起きるかを整理します。

住所で決まる固定費と、契約先を選べる固定費

水道料金は全国の中央値が10m³あたり1,595円ですが、最も高い福島県金山町は4,233円、最も低い沖縄県伊是名村は242円で、17倍の差があります。国民健康保険料も1人あたり年額の中央値86,898円に対して、最も高い秋田県大潟村は205,173円です。どちらも住んでいる自治体が決めるので、高い側に住んでいても契約先を変えて下げることはできません。家計の固定費のうち、自分で契約先を選べるのは電気・ガス・通信の3つだけです。

固定費誰が決めるか契約先を選べるか当サイトのデータ
水道料金市区町村・企業団選べない全1,593市区町村の水道料金
下水道使用料市区町村選べない同上(1,085市区町村に収録)
国民健康保険料市区町村選べない全1,707市区町村の国民健康保険料
電気契約した小売電気事業者選べる

引っ越しを検討している場合、水道と国保の差は行き先を決めた時点で確定します。行き先を変えられないなら、変えられる側だけが残ります。

自治体が決める固定費は、値上げが決まればそのまま上がる

当サイトの水道料金のページには、市区町村ごとに「その自治体の水道料金は値上がりしそうか」を判断するための材料(給水人口の推移と経常収支比率)を載せています。老朽化した管の更新は避けられないので、値上げの議論が出ること自体は珍しくありません。

ここで言いたいのは「早く動かないと損をする」ということではありません。値上げが決まったときに、こちら側で打てる手が水道と国保には無い、という構造の話です。使う量を減らす以外に選択肢がありません。

電気だけは違います。料金メニューも会社も変えられます。それなのに、契約したときのまま何年も置かれていることが多い費目でもあります。

電気代を下げる手段は5つある

新電力への切り替えは、5つのうちの1つでしかありません。

  • 1. 使用量を減らす:冷蔵庫・エアコン・給湯の3つで家庭の電力使用量の大部分を占めます。買い替えや設定の見直しは、契約を変えなくてもできます。
  • 2. いまの会社の中で料金メニューを変える:契約アンペアを下げる、時間帯別のメニューに変えるなど、会社を変えずにできる調整があります。
  • 3. 別の小売電気事業者に切り替える:ここには定額型(固定単価)と市場連動型の2種類があり、性格がまったく違います。
  • 4. ガスとセットにする:セット割引がある事業者を選ぶ方法です。ただし供給エリアの制約を受けます。
  • 5. 太陽光・蓄電池を入れる:初期費用が大きく、持ち家であることが前提になります。

3を選ぶ前に知っておくこと

市場連動型は、卸電力取引所の価格に合わせて単価が動きます。安い時間帯に使えば下がりますが、高い時間帯に使えば上がります。在宅時間が固定されていて使う時間帯を選べない世帯では、想定どおりにならないことがあります。この記事で扱うリボンエナジーはこの型です。

1と2は申し込みも切り替えも不要で、今日から手をつけられます。3を検討するのは、1と2をやったうえで、それでも下げたい場合です。

基本料金0円が答えになるのはどの世帯か

リボンエナジーの料金メニューは、公式サイトによると基本料金と燃料費調整額がいずれも0円で、使った分だけを支払う形です。この形が効くのは、使用量に対して基本料金の比率が高い世帯です。

  • 電力使用量が少ない単身・少人数世帯:使用量が少ないほど、固定でかかる基本料金の割合が大きくなります。
  • 電気を使う時間帯を自分で選べる世帯:公式サイトには「30分ごとの電気料金単価は、マイページからご確認いただけます」と記載されています。安い時間帯に洗濯や充電を寄せられるかどうかが分かれ目です。
  • 割引メニューに該当する世帯:公式サイトが挙げている割引は、マイホーム割引・ファミリー割引・ペット割引・オール電化割引・太陽光割引・蓄電池割引・EV割引の7つです。ファミリー割引は2人以上の世帯が対象と案内されています。

対象エリアは9つです。公式サイトの診断で選べる地域は、北海道・東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州の9エリアで、沖縄エリアは選択肢に含まれていません。

A8の成果条件では、申込者が18歳以上の個人であることが求められています。法人契約は対象外です。

申し込むと何が起きるか、戻したくなったらどうするか

ここが、この記事の本体です。切り替えを止めているのは料金の比較ではなく、「変えたあとどうなるか分からない」という点だからです。公式サイトのよくある質問と注意事項に書かれている範囲で、順に並べます。

1. 入力するのは3つだけ

公式サイトのよくある質問に「現在契約中の電力会社名・供給地点特定番号(22桁)・お客さま番号(契約番号)が必要です」と書かれています。3つとも、いま契約している電力会社のマイページか検針票に載っています。手続きはWEBで完結すると案内されています。

2. 切り替えまで通常7日程度

公式サイトには「お申し込みから通常7日程度でリボンエナジーに切り替わります」と記載されています。引っ越し先で使う場合は、利用開始日の2日前までに手続きするよう案内されています。

3. 停電しやすくはならない

公式サイトのよくある質問に「停電が起こりやすくなることはありません。電気を供給するための仕組みや設備は今までと変わらないため、これまでと同じ品質で電気をご利用いただけます」と記載されています。小売の契約先が変わっても、電気を届ける設備は同じだからです。

4. 初期費用・解約金・契約期間の縛りが無い

広告主の公式サイトより引用

初期費用・解約金・契約期間の縛りはありますか? / いずれもありません。初期費用・解約金・契約期間の縛りを気にせず、WEBでかんたんにお申し込みいただけます。

ここが、この記事でいちばん重要な部分です。合わなければ別の会社に切り替え直せます。切り替えは片道の決断ではありません。

5. 支払い方法

公式サイトには、クレジットカード・Apple Pay・Google Payが利用できると記載されています。口座振替の可否についての記載は見当たりませんでした。

6. 高くなる場合があることも書かれている

広告主の公式サイト「お申し込みにあたっての注意事項」より引用

リボンエナジーの電気は、日本卸電力取引所の単価に合わせて電気料金を計算しています。そのため、電気料金単価が安い時間帯に電気を使うことで電気代を節約できますが、高い時間帯に電気を使った場合、電気代が高くなる可能性もあります。

広告主自身がこう書いています。毎月の請求額が一定であることを最優先したい世帯には向きません。この記事も「必ず安くなる」とは書きません。安くなるかどうかは、使う量と使う時間帯で決まります。

向いている人・向かない人

向いている人向かない人
対象9エリア(北海道・東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州)に住んでいる沖縄エリア(選択肢に含まれていません)
電力使用量が少なく、基本料金の比率が高い単身・少人数世帯昼間の在宅時間が長く、使う時間帯を選べない
オール電化・太陽光・蓄電池・EV・ペット・マイホームの割引に該当する毎月の請求額が一定であることを最優先したい
解約金や契約期間の縛りを避けたい検針票やマイページを確認できず、供給地点特定番号を用意できない
18歳以上の個人(A8の成果条件)法人契約

右の列に当てはまった場合は、この記事の「電気代を下げる手段は5つある」に戻ってください。1(使用量を減らす)と2(いまの会社でメニューを変える)は、切り替えなしで効きます。固定費全体を見直したい場合は、市区町村別の水道料金市区町村別の国民健康保険料で、自分の自治体が全国のどのあたりにいるかを先に確認してください。

料金の仕組みと、当サイトが報酬を受け取っていること

基本料金0円で成り立つ理由について、公式サイトが述べているのは「日本卸電力取引所の単価に合わせて電気料金を計算しています」というところまでです。それ以上の収益構造は公表されていないので、この記事でも推測を書きません。読者が判断に使えるのは、公表されている料金の決まり方(基本料金と燃料費調整額が0円、単価は30分ごとに変動、マイページで確認できる)と、注意事項に書かれた「高い時間帯に使えば高くなる可能性がある」という2点です。

当サイトは、この記事に掲載しているリンク経由での申し込みによって、広告主から報酬を受け取っています。そのうえで、切り替えなしでできる手段を先に置き、市場連動型が合わない世帯があることと、広告主自身が書いている「高くなる可能性」を本文に載せています。合わない世帯が切り替えても、読者にとっても広告主にとっても良い結果になりません。

次の一手

検針票かマイページを開いて、供給地点特定番号(22桁)とお客さま番号を控えてください。この2つと現在の電力会社名で入力は終わります。合わなければ解約金なしで戻せます。

その前にもう1つだけ確認することがあります。直近12か月の使用量(kWh)と、そのうち何割を夜間や昼間に使っているかです。使う時間帯を動かせない生活パターンなら、この料金メニューの利点は小さくなります。申し込みの窓口はこの記事の中ほどに置いています。

よくある質問

Q. 切り替えたあと、元の電力会社に戻せますか。

A. 公式サイトのよくある質問に「初期費用・解約金・契約期間の縛りはありますか?」という項目があり、回答は「いずれもありません」と記載されています。契約期間の縛りが無いため、合わなければ別の会社に切り替え直すことができます。切り替え先での手続きが必要になる点は、最初に切り替えたときと同じです。

Q. 停電しやすくなりませんか。

A. 公式サイトのよくある質問に「停電が起こりやすくなることはありません。電気を供給するための仕組みや設備は今までと変わらないため、これまでと同じ品質で電気をご利用いただけます」と記載されています。小売の契約先が変わっても、送配電の設備そのものは変わらないためです。

Q. 申し込みに何が必要ですか。

A. 公式サイトのよくある質問に「現在契約中の電力会社名・供給地点特定番号(22桁)・お客さま番号(契約番号)が必要です」と記載されています。いずれも現在契約中の電力会社のマイページか検針票に載っています。申し込みから通常7日程度で切り替わると案内されています。

参考・出典

  • リボンエナジー 公式サイト(2026年9月4日に内容を確認):ribbonenergy.jp
  • 成果条件・否認条件:A8.net プログラム詳細(2026年9月4日確認)
  • 水道料金の中央値・最高・最低:当サイト 市区町村別の水道料金(総務省 地方公営企業年鑑 令和6年度)
  • 国民健康保険料の中央値・最高・最低:当サイト 市区町村別の国民健康保険料(厚生労働省 国民健康保険事業年報 令和5年度)

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