貯金の平均は919万円|年代別の中央値と「貯金なし」の割合

金融経済教育推進機構(J-FLEC)「家計の金融行動に関する世論調査」(2025年)によると、単身世帯の貯金(金融資産保有額)は平均919万円・中央値130万円でした。二人以上の世帯では平均1940万円・中央値720万円です。この記事では、単身・二人以上それぞれの年代別の相場と、「貯金なし」世帯の割合をまとめました。

貯金の平均と中央値

金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査」(2025年、金融資産を保有していない世帯を含む)によると、単身世帯の金融資産保有額は平均919万円・中央値130万円、二人以上の世帯は平均1940万円・中央値720万円でした。

この調査とは別に、総務省「家計調査」(2025年、二人以上の世帯)の貯蓄現在高は平均2059万円・貯蓄保有世帯の中央値1264万円(0円の世帯を含めた参考値1167万円)です。前者はアンケートでの自己申告、後者は家計簿に基づく調査で対象範囲もわずかに異なるため、数字に差があります。どちらも「一部の高額資産保有世帯が平均を押し上げている」点は共通しており、中央値のほうが多くの人の実感に近い数字です。

「貯金」と「金融資産」の範囲について

ここでの金融資産保有額は、預貯金・保険・有価証券・財形貯蓄などの合計で、日常的な出し入れに使う普通預金の一部や、住宅・土地などの実物資産は含みません。

年代別にみた貯金の相場

世帯主の年齢別に見ると、単身世帯・二人以上世帯のどちらも年齢が上がるほど貯金の平均・中央値は増えていきます。

単身世帯

年齢平均中央値貯金なし
20代255万円37万円33.2%
30代501万円100万円32.3%
40代859万円100万円32.1%
50代999万円120万円35.2%
60代1,364万円300万円30.4%
70代1,489万円500万円20.4%

二人以上の世帯

年齢平均中央値貯金なし
20代525万円125万円21.6%
30代1,096万円311万円17.6%
40代1,486万円500万円18.8%
50代1,908万円700万円18.2%
60代2,683万円1,400万円12.8%
70代2,416万円1,178万円10.9%

30代の中央値は、単身世帯で100万円、二人以上の世帯で311万円でした。単身世帯の30代でちょうど中央値付近にいる場合、1000万円以上を保有する世帯は15.7%、二人以上の世帯・30代では25.8%です(同調査の年齢階級別データから、金融資産1000万円以上の各階級を合計)。

総務省「家計調査」(2025年、二人以上の世帯)では、世帯主の年齢階級別の貯蓄現在高(平均値)は40歳未満994万円、40〜49歳1381万円、50〜59歳1756万円、60〜69歳2843万円、70歳以上2471万円でした。この調査は年齢階級別の中央値を公表していないため、平均値のみの参考値です。

「貯金なし」世帯の割合

金融資産を保有していない、いわゆる「貯金なし」の世帯は、単身世帯で30.1%、二人以上の世帯で15.7%でした(2025年)。年代別では、単身世帯は20代33.2%から70代20.4%まで、二人以上の世帯は20代21.6%から70代10.9%まで、いずれも年齢が上がるほど下がる傾向にあります。

これとは別の指標として、預貯金を含む金融商品を「いずれも保有していない」と回答した二人以上の世帯の比率は5.4%(2025年、前年3.0%から上昇)でした。こちらは日常の出し入れ用の口座も含めた、より広い範囲での「何も持っていない」世帯の割合です。

貯金のうちいくらを取り分けるか

ここまでの金額は、これまでに積み上がった貯金の残高です。毎月の手取りからどれだけ貯金に回せるかは、まず自分の手取り額を把握するところから始まります。世帯全体で考える場合は世帯の手取り計算機、自分の年収が世帯の中でどの水準かは世帯年収の平均と年収の中央値もあわせて確認できます。毎月の生活費の相場は一人暮らし生活費の平均にまとめています。年代ではなく年収別の貯金の平均を知りたい場合は、300万〜1000万円の一覧から近い年収を選べます。

よくある質問

貯金の平均はいくらですか?

金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査」(2025年、金融資産非保有世帯を含む)によると、単身世帯の金融資産保有額は平均919万円・中央値130万円、二人以上世帯は平均1940万円・中央値720万円でした。一方、総務省「家計調査」(2025年、二人以上の世帯)の貯蓄現在高は平均2059万円・貯蓄保有世帯の中央値1264万円です。調査方法と対象範囲が異なるため数字に差があります。

20代・30代・40代・50代の貯金の平均はどれくらいですか?

金融経済教育推進機構の調査(2025年、二人以上世帯)では、世帯主の年齢別の平均は20代525万円、30代1096万円、40代1486万円、50代1908万円、60代2683万円、70代2416万円でした。単身世帯ではそれぞれ255万円、501万円、859万円、999万円、1364万円、1489万円と、二人以上世帯より少ない水準です。

貯金の中央値はいくらですか?平均とどちらが実態に近いですか?

同調査(2025年、二人以上世帯)の中央値は720万円で、平均1940万円の半分以下です。一部の高額資産保有世帯が平均を押し上げているため、多くの人の実感に近いのは中央値のほうです。単身世帯の中央値は130万円で、平均919万円との差はさらに大きくなっています。

30代で貯金100万円はやばいですか?

金融経済教育推進機構の調査(2025年)では、単身世帯・30代の金融資産保有額の中央値はちょうど100万円でした。つまり単身の30代では、ほぼ真ん中に位置する水準です。二人以上世帯・30代の中央値は311万円で、こちらと比べると少なめになります。

30代で貯金なしの世帯はどれくらいありますか?

同調査(2025年)で金融資産を保有していない世帯の割合は、30代・単身世帯で32.3%、30代・二人以上世帯で17.6%でした。単身世帯のほうが貯金なしの割合が高くなっています。

30代で貯金1000万円以上の世帯はどれくらいありますか?

同調査の年齢階級別データ(2025年)から金融資産保有額1000万円以上の階級を合計すると、30代・二人以上世帯で25.8%、30代・単身世帯で15.7%でした。

参考・出典

運

会社員の計算帳 運営事務局

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