車を売るときの必要書類は?普通車と軽自動車の違い、所有者がローン会社のとき、名義が親のとき、住所が車検証と違うとき

売る側が自分で用意する書類は、車検証・自賠責保険証明書・リサイクル券・自動車税納税証明書・印鑑証明書が基本です(セルカの案内)。国土交通省の案内では、印鑑証明書は発行から3か月以内のものとされています。車検証の住所や姓が今と違うときは、住民票・戸籍の附票・戸籍謄本が加わります。所有者がローン会社のときは、先にローン会社の同意が要ります。

車を売るとき、売る側が自分で用意する書類は?

買取店にそのまま売るとき、自分で用意する書類をセルカは次の表で案内しています。○は必ず、△は条件に当てはまるときです。

書類普通車軽自動車
自動車検査証(車検証)○○
自賠責保険証明書○○
リサイクル券○○
自動車税納税証明書○○
印鑑証明書○(2部)○(1部)
住民票・戸籍の附票△(印鑑証明書と車検証の住所が違うとき。戸籍の附票は引っ越しが2回以上のとき)△(同左)
戸籍謄本△(印鑑証明書と車検証の姓が違うとき)△(同左)

出典:セルカ(SellCa)の査定申込ページ「売却の際に必要な書類は何ですか?」、2026年10月4日確認。買取店によって求める書類は変わることがあります。

国の手続き(名義変更)に使う書類は、国土交通省の案内で確かめられます。普通車の移転登録では、譲渡証明書(譲渡人は実印を押印)と、新旧所有者の印鑑(登録)証明書(発行から3か月以内)、自動車検査証が出てきます。代理人が申請するときは、新旧所有者の委任状(実印)も必要です。

新しい所有者側の書類も、国の一覧には含まれています。売る側が揃えるのは旧所有者の分です。買取店に売るときに、どこまでを店が用意するかは店ごとに違うので、見積もりの前に確かめてください。

普通車と軽自動車で、必要書類や手数料は何が違う?

比べること普通車(登録車)軽自動車
国の手続きの窓口運輸支局等(移転登録)軽自動車検査協会(自動車検査証記録事項の変更)
申請する窓口の決まり使用の本拠の位置を管轄する運輸支局等新しい使用者が使う場所(使用の本拠の位置)を管轄する事務所・支所・分室
申請手数料移転登録は OSS(ワンストップサービス)600円、窓口申請700円無料
車検証有効期間のあるもの原本(コピー不可)
売る側の印鑑証明書(セルカの案内)2部1部

出典:国土交通省 自動車検査登録総合ポータルサイト「売買等により譲渡、譲受する手続き」「登録・検査手数料一覧表」(令和8年4月1日現在)、軽自動車検査協会「名義変更(売買・譲渡・その他)」、セルカの査定申込ページ、2026年10月4日確認。

手数料は、運輸支局や軽自動車検査協会に払う申請手数料の話です。ナンバープレート代は、管轄が変わるときに別にかかります。買取店に手続きを頼んだ場合の代行費用は、店ごとの契約で、公的な一覧には出ていません。

名義変更が済まないと、税金や保険のトラブルの元になると国土交通省も案内しています。売ったあとの税金の扱いは車を売ったら税金は戻る?確定申告は要る?で整理しています。

ローンが残っていて、車検証の所有者がローン会社のときは?

ローンが残っている車は、車検証の所有者がローン会社や販売店になっていることがあります。この場合、自分が使用者でも、名義変更の手続きには所有者の関与が要ります。軽自動車検査協会は、使用者と所有者が違うとき、名義変更の前に所有者(自動車販売店やローン会社など)の同意を得る必要があると案内しています。

確かめること案内されている扱い
所有者がだれか車検証の所有者欄を見る。電子車検証は券面だけでは分からないので、車検証閲覧アプリか「自動車検査証記録事項」の帳票で確かめる
所有者がローン会社・販売店のとき先に所有者の同意を得る(軽自動車検査協会)。詳細はローン会社等に問い合わせる
売却額が残債より低いときセルカでは、不足分をセルカに支払い、セルカが代理でローン会社へ一括返済する

出典:国土交通省 自動車検査登録総合ポータルサイト、軽自動車検査協会「名義変更(売買・譲渡・その他)」、セルカの査定申込ページ「ローンが残っていますがオークションに出品できますか?」、2026年10月4日確認。ローン会社に出す書類の名前は、公的な原文では確かめられませんでした。

国土交通省の案内には、車検証のタイプによって、所有者欄の所有者からの書類が要る場合と、備考欄の所有者情報(リース会社など)を確認する場合があると書かれています。迷ったら、車検証に書かれた所有者へ、先に電話で問い合わせるのが確実です。

車検証の名義(所有者)が親のときは、子が売れる?

車検証の所有者が親なら、名義変更の書類は所有者である親のものが基本です。国土交通省の案内では、譲渡証明書は譲渡人が実印を押し、旧所有者の印鑑証明書(発行から3か月以内)が要ります。使うのが子で「使用者」が子になっていても、所有者の書類を省くことはできません。

場面案内されている扱い
親が自分で手続きする譲渡証明書に実印、旧所有者の印鑑証明書(発行から3か月以内)
子や買取店が代わりに申請する新旧所有者の委任状(実印)が必要
車検証の使用者だけが子所有者欄の所有者からの書類が必要(所有者が親なら親の分)
親がすでに亡くなっている相続の手続きが先。車検証の所有者が亡くなった方になっているときが対象

出典:国土交通省 自動車検査登録総合ポータルサイト「売買等により譲渡、譲受する手続き」必要書類、関東運輸局「自動車の相続による手続き」、2026年10月4日確認。買取店が代行する範囲や、親本人が来店するかどうかは店ごとに違います。

相続した車を売るときの手続きの流れと、関東運輸局の案内は相続した車を売るときは、先に何をする?にまとめています。

引っ越した・結婚で姓が変わったとき、住所や姓が車検証と違うと何が増える?

車検証の住所や姓と、今の住所や姓が違うと、そのつながりを証明する書類が増えます。国土交通省の案内では、旧所有者が個人の場合は次のとおりです。

違うもの足す書類(国土交通省)セルカの案内
住所(引っ越し)住所のつながりが証明できる住民票または住民票の除票、戸籍の附票住民票・戸籍の附票(戸籍の附票は引っ越しが2回以上のとき)
氏名(結婚など)氏名の変更の事実が証明できる戸籍謄(抄)本または戸籍の全部(個人)事項証明書、もしくは住民票戸籍謄本(印鑑証明書と車検証の姓が違うとき)
住所(町名・住居表示の変更)市区町村が発行した住居表示の変更の証明書記載なし

出典:国土交通省 自動車検査登録総合ポータルサイト「売買等により譲渡、譲受する手続き」必要書類、セルカの査定申込ページ、2026年10月4日確認。

どの書類で「車検証の住所から今の住所まで」のつながりが示せるかは、引っ越しの回数や転出の経緯で変わります。分からないときは、役所の窓口で車検証の住所から今の住所までのつながりが必要だと伝えて、取る書類を聞いてください。

書類はいつ用意する?査定の前に全部揃えないといけない?

セルカの案内では、書類を用意するのは査定とオークション出品のあとです。売却までの流れは次のとおりで、書類を揃える順番は4番目です。

  1. 無料査定の申し込み:フォームかお電話で申し込み、査定日を調整します。
  2. 査定:自宅や指定の場所で、30〜60分ほどです。
  3. オークションに出品:査定後、セルカの担当者が出品します。
  4. 書類のご用意:売却に必要な書類を揃えます。複雑な書類もセルカから案内します。
  5. お引き渡し:セルカの引取業者が自宅などに伺います。
  6. ご入金:引き渡しの7〜14日後までに振り込みます。

出典:セルカの査定申込ページ、2026年10月4日確認。契約が成立してから引き渡しまでは1週間程度必要とされています。希望価格を上回る入札があった場合のキャンセルは原則できず、成約時は成約手数料が発生します。

印鑑証明書は発行から3か月以内のものとされているため、査定の前に取り急ぐと期限が切れることがあります。何を、いつまでに取ればよいかは、依頼先の案内に沿って決めてください。

よくある質問

Q. 車を売るとき、売る側が最低限そろえる書類は何ですか?

A. セルカの案内では、自動車検査証(車検証)、自賠責保険証明書、リサイクル券、自動車税納税証明書、印鑑証明書(普通車は2部、軽自動車は1部)が基本です。車検証の住所・姓が印鑑証明書と違うときは、住民票・戸籍の附票・戸籍謄本が加わります。買取店によって求める書類は変わることがあるので、依頼先に確かめてください。

Q. 印鑑証明書は、いつ発行したものが使えますか?

A. 国土交通省の必要書類の案内では、新旧所有者の印鑑(登録)証明書は「発行されてから3ヶ月以内のもの」とされています。売ると決める前に取ると期限が切れることがあるので、取る時期は依頼先の案内で確かめてください。

Q. 軽自動車でも印鑑証明書は要りますか?

A. セルカの案内では、軽自動車も印鑑証明書1部を自分で用意する書類に挙げています。一方、軽自動車検査協会の名義変更の必要書類は、新しく使用者になる人の住所を証する書面(住民票の写しまたは印鑑証明書)として書かれています。誰がどの書類を出すかは依頼先の買取店で決まるので、見積もりの段階で確かめてください。

Q. 車検証の所有者がローン会社です。自分で売れますか?

A. 軽自動車検査協会の案内では、使用者と所有者が違う場合、名義変更の前に所有者(自動車販売店やローン会社など)の同意を得る必要があります。必要な書類や手順はローン会社ごとに違うので、まずローン会社に問い合わせてください。セルカは、ローンが残っていてもオークションへの出品は可能で、売却金額が残債より低いときは不足分をセルカに支払い、セルカが代理でローン会社へ一括返済すると案内しています。

Q. 車検証の名義(所有者)が親のままです。子が売れますか?

A. 車検証の所有者が親なら、国土交通省の案内では所有者の書類が基本になります(所有者欄の所有者からの書類)。譲渡証明書は譲渡人が実印を押し、旧所有者の印鑑証明書も要ります。代理人が申請するときは所有者の委任状(実印)が必要です。親がすでに亡くなっている場合は相続の手続きが先になるので、関東運輸局の案内をまとめた別の記事をご覧ください。

Q. 引っ越して、車検証の住所が今の住所と違います。何を足せばいいですか?

A. 国土交通省の案内では、旧所有者が個人で住所に変更があるときは、住所のつながりが証明できる住民票または住民票の除票、戸籍の附票が必要です。セルカの案内では、戸籍の附票は引っ越しを2回以上した場合とされています。住居表示の変更(町名の変更など)が原因なら、市区町村が発行する住居表示の変更の証明書が使えます。

Q. 車を売るときの名義変更の手数料はいくらですか?

A. 国土交通省の登録手数料一覧(令和8年4月1日現在)では、普通車の移転登録は、OSS(ワンストップサービス)で600円、窓口申請で700円です。軽自動車検査協会では、自動車検査証記録事項の変更(名義変更)は申請手数料が無料です。買取店に頼んだ場合の代行費用などは店ごとの契約で、公的な一覧には出ていません。

参考・出典

※必要な書類は、車の種類・名義・買取店・ローン会社・お住まいの運輸支局によって異なります。個別の手続きは、運輸支局・軽自動車検査協会・依頼先の買取店にご確認ください。

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