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やよいの青色申告 オンラインとは|65万円控除の要件と料金プラン
青色申告特別控除65万円の効果は、所得税と住民税だけではありません。国民健康保険料も同じ所得から計算されるので、控除を使えば保険料も下がります。当サイトの試算では、所得500万円の場合で所得税・住民税が年186,125円、国民健康保険料が年64,350円、合わせて年250,475円下がります。ところがこの65万円控除には、複式簿記での記帳と、e-Taxでの申告または優良な電子帳簿の保存という2つの要件があります。白色のままにしているのは面倒だからではなく、簿記を知らないので複式簿記は自分には無理だと思っているからではないでしょうか。この記事では、要件を満たす手段を5つ並べたうえで、ソフトを使う場合に何が自動化されるのか、料金はいつ発生するのか、そして2027年分から控除額と要件の両方が変わることを整理します。
青色申告65万円控除は、税だけでなく国保も下げる
青色申告特別控除は、事業所得を計算する段階で差し引かれます。そして所得税・住民税・国民健康保険料は、いずれもこの事業所得を出発点にして計算されます。つまり控除65万円は「所得税率+住民税10%+国民健康保険の所得割率」の合計ぶんだけ負担を減らします。国民健康保険の所得割率の全国中央値は9.9%なので、この分だけ効果が上乗せされます。
当サイトの青色申告65万円控除で税と国保は年いくら下がるかで計算した、白色申告と比べた内訳です。
| 所得500万円の場合 | 減る額(年) |
|---|---|
| 所得税・住民税 | 186,125円 |
| 国民健康保険料 | 64,350円 |
| 合計 | 250,475円 |
単身・扶養なし・40歳未満。国民健康保険料は全国1,706保険者の市町村標準保険料率の中央値(所得割9.9%+定額66,685円)で計算しています。
ところがこの65万円控除には要件があります。複式簿記での記帳と、e-Taxでの申告または優良な電子帳簿の保存の2つです。簡易簿記だけだと10万円控除にとどまります。
2027年分から控除額と要件の両方が変わる
ここがこの記事でいちばん重要な部分です。
弥生の公式サイトより引用
税制改正により、2027年分(2028年に行う確定申告)から青色申告特別控除は最大75万円に引き上げられます。
要件は「複式簿記」「優良な電子帳簿の作成・保存」「e-Tax(電子申告)」とされています。一次資料は財務省「令和8年度税制改正の大綱」と国税庁のパンフレットです。
出典を確認するときの注意
国税庁のタックスアンサー No.2072 は、令和7年4月1日現在の内容のままで、まだ10万円・55万円・65万円しか記載されていません(2026年9月4日に確認)。この改正を確認したい場合は、財務省の大綱と国税庁のパンフレットを見てください。タックスアンサーだけを見ると、2027年分の改正を見落とします。
いま白色申告のままだと、2027年分でも控除額が増えません。控除は「その年の記帳の方法」で決まるので、その年が始まってから記帳の方法を変えるのは現実的ではありません。ここが唯一の時間の要素です。急かすつもりはありませんが、要件が変わるという事実は先に知っておくほうが選択肢が広がります。
あわせて、2027年分から前々年の不動産所得が一定額を超える場合は10万円控除の対象から外れることも、国税庁のパンフレットに記載されています。
複式簿記の要件を満たす手段は5つある
- 1. 手書き・表計算ソフトで自分でつける:費用はかかりません。複式簿記の知識が要ります。
- 2. 税理士に記帳代行を頼む:確実ですが、顧問料がかかります。法人化まで含めて相談する場合は法人化の無料相談で費用の目安を扱っています。
- 3. クラウド会計ソフトを使う:今回の案件を含む選択肢です。
- 4. 簡易簿記で10万円控除に留める:手間は最小ですが、控除額が55万円小さくなります。
- 5. 白色申告のまま:控除はありません。
4と5を選んだ場合にどれだけ違うかは、当サイトの比較表に所得別で載せています。所得500万円なら、白色と青色65万円控除で年250,475円の差です。この額を上回るコストがかかるなら、4や5を選ぶ理由になります。実際、所得が小さいうちは差も小さくなります。
このソフトが答えになるのはどの状況か
合うのは、簿記の知識がなく、複式簿記の帳簿を自力では作れない場合です。弥生の公式サイトによると、自動化されるのは次の部分です。
- 銀行明細・クレジットカードの取引データ、レシートや領収書のスキャンデータ、スマホアプリで撮影したデータをAIが自動で仕訳する
- 仕訳・記帳の自動化、帳票の作成、金融機関連携、経営状況の見える化
- 確定申告書の作成とe-Taxへの対応
e-Taxに対応していることが、65万円(2027年分からは75万円)控除の要件に直結します。紙で提出する場合は、優良な電子帳簿の保存という別の要件を満たす必要があります。
公式サイトには、料金プランについて「サポート内容に応じて3つのプランをご用意。機能はすべて同じです」と明記されています。つまりプランの違いはサポート範囲だけで、確定申告書の作成もe-Taxも自動仕訳も、いちばん安いプランに含まれます。
契約すると何が起きるか。費用はいつ発生するか
ここが記事の本体です。「無料」と書かれているものは、いつから有料になるかが問題になります。
1. 料金プランは3つ。機能は同じ
| プラン | 初年度 | 次年度以降 | サポート範囲 |
|---|---|---|---|
| セルフプラン | 1年間無料 | 年額 11,800円+税 | WebFAQ・福利厚生サービス |
| ベーシックプラン | 1年間無料 | 年額 22,800円+税 | +電話・メール・チャットサポート(利用回数はサポート契約期間中10回) |
| トータルプラン | 年額 19,800円+税 | 年額 39,600円+税 | +仕訳相談・経理業務相談・確定申告相談 |
弥生の公式サイト(2026年9月4日に確認)の料金表より。いずれも「キャンペーン実施中」の表記が付いています。
2. 費用が発生するのは無料期間が終わったとき
セルフプランとベーシックプランは1年間無料で、無料期間が終了したあとに年額が発生します。始めた時点では費用が発生しません。
3. やめられる地点はここ
弥生の公式サイトより引用
次年度の更新前に更新のご案内メールをお送りします。契約終了月の前月末日までにキャンセル可能です。
初年度優待価格のご利用には、自動更新の決済方法として、口座振替またはクレジットカード情報のご登録が必要です。
この2つはセットで読んでください。優待価格を使うには決済方法の登録が必要で、そのまま何もしなければ自動で更新されます。やめる場合は、契約終了月の前月末日までに手続きする必要があります。無料期間が終わる月をカレンダーに入れておいてください。
4. まず試すだけなら無料体験プランもある
公式サイトには「最大2か月間、一部の機能を、無料でお試しいただける『無料体験プラン』もあります(決算・申告機能は利用できません。)」と記載されています。決算・申告の機能が使えないので、申告そのものには使えません。操作感を確かめる用途です。
無料体験版から有償版への申し込みは成果の対象外
A8.netの否認条件に「無料体験版から有償版へのお申込みも成果対象外となります」とあります。読者に不利益はありませんが、この記事のリンクを経由した意味が無くなる点は正直に書いておきます。本格的に使うつもりなら、最初からセルフプラン(1年間無料)を選ぶほうが分かりやすくなります。
対象にならない人
下の表の右側は、A8.netに掲載されている成果条件・否認条件から作っています。
| 向いている人 | 対象にならない人 |
|---|---|
| 個人事業主・フリーランスで青色申告をする | 会社員で年末調整のみ(そもそも不要です) |
| 簿記の知識がなく、複式簿記を自力では作れない | すでに他社のソフトで運用が固まっている |
| e-Taxで申告して65万円(2027年分からは75万円)控除を取りたい | 既に弥生シリーズのいずれかを契約している(否認条件) |
| まず無料で試したい(セルフプランは1年間無料) | 電話サポートが必須(セルフプランには含まれません) |
| この広告主を初めて利用する | 1世帯で2回以上の申し込み/無料体験版から有償版への申し込み |
記帳そのものを任せたい場合は、税理士への記帳代行という選択肢があります。法人化まで含めて相談する場合の費用は法人化の無料相談にまとめています。
費用の全体像と、当サイトが報酬を受け取っていること
この記事では「なぜ1年間無料なのか」を推測で説明しません。書けるのは、無料期間が終了したあとに年額課金が始まるという事実と、キャンセルの期限が契約終了月の前月末日であるという事実だけです。
費用の全体像を整理すると、次のようになります。所得500万円で青色65万円控除を取った場合、当サイトの試算では税と国保が年250,475円下がります。一方、セルフプランの費用は次年度以降で年11,800円+税です。初年度は無料なので、判断の材料は「2年目以降も続けるかどうか」になります。その判断を、無料期間の1年間で実際に使いながらできる、というのがこのプランの形です。
当サイトは、この記事に掲載しているリンク経由での申し込みによって、広告主から報酬を受け取っています。そのうえで、手書きや簡易簿記で済ませる選択肢を先に並べ、自動更新のために決済方法の登録が必要であること、キャンセルの期限があることを本文に書いています。
次の一手
まず、来年の申告をe-Taxで行うかどうかを決めてください。e-Taxを使わないなら65万円控除は取れず、2027年分の75万円も取れません(優良な電子帳簿の保存という別の要件を満たす場合を除きます)。決めたうえでセルフプラン(1年間無料)から始めれば、無料期間中に自分に使えるかどうかを判定できます。キャンセルは契約終了月の前月末日までできます。
控除でいくら下がるかは青色申告65万円控除で税と国保は年いくら下がるかで所得別に確認できます。申し込みの窓口はこの記事の中ほどに置いています。
よくある質問
Q. 簿記の知識がなくても複式簿記の帳簿を作れますか。
A. 弥生の公式サイトには、銀行明細・クレジットカードの取引データや、レシート・領収書のスキャンデータ、スマホアプリで撮影したデータをAIが自動で仕訳する機能があると記載されています。仕訳・記帳の自動化と確定申告書の作成・e-Taxへの対応は、セルフ・ベーシック・トータルの3プランすべてに含まれます(公式サイトに「機能はすべて同じです」と明記)。ただし取引の内容を最終的に確認するのは利用者自身です。
Q. 無料期間が終わったら自動で課金されますか。
A. 公式サイトには「次年度の更新前に更新のご案内メールをお送りします。契約終了月の前月末日までにキャンセル可能です」と記載されています。また、初年度優待価格の利用には自動更新の決済方法として口座振替またはクレジットカード情報の登録が必要とも明記されています。キャンセルの期限は契約終了月の前月末日です。
Q. 2027年分から控除額が変わるというのは本当ですか。
A. 弥生の公式サイトに「税制改正により、2027年分(2028年に行う確定申告)から青色申告特別控除は最大75万円に引き上げられます」と記載されています。一次資料は財務省「令和8年度税制改正の大綱」と国税庁のパンフレットです。要件は複式簿記、優良な電子帳簿の作成・保存、e-Tax(電子申告)とされています。なお国税庁のタックスアンサー No.2072 は令和7年4月1日現在の内容のままで、まだ65万円までしか記載されていません。
参考・出典
- 弥生 公式サイト 料金プラン(2026年9月4日に内容を確認):www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/price/
- 弥生 公式サイト 青色申告(2026年9月4日確認):www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/
- 成果条件・否認条件:A8.net プログラム詳細 s00000014765001(2026年9月4日確認)
- 2027年分からの改正:財務省「令和8年度税制改正の大綱」/国税庁パンフレット(0026004-015.pdf・0026004-012.pdf)
- 控除の効果:当サイトの試算(厚生労働省 国民健康保険事業年報 令和5年度・全国1,706保険者)